目次
体のメンテナンスと体調管理/コンディショニング
― 不調がなくても、今より「より良い状態」を目指すために ―
ご挨拶
当院は、穏やかな施術で体の内部環境を整え、自ら治る力(自然治癒力)が働きやすい条件づくりを行います。
強い矯正・強揉み・器具は用いません。施術では必要最小限で最大の効果を引き出すことを心がけています。
体の様々な不調の改善だけでなく、体調管理や不調の予防にも力を入れています。
当院の施術
- 目的:外見からは見えない内側の歪みと体重配分の偏りを整え、重力と調和した姿勢に近づける。
- 方針:短時間・無害・全身調整。対処療法ではなく、姿勢と呼吸/巡り/可動域を通じた根本的改善の土台づくり。
- 方法:東洋医学や解剖学の説明枠”に敬意を払いながらも、とらわれすぎず、体が快適になる事実を優先。既存手法(筋膜・ストレッチ等)とは違う切り口で穏やかに働きかけます。
- 結果指向:同じ効果ならより短く無駄なく。「有効であって無害」を最優先。
- 長期視点:不調の改善だけでなく、体調維持・予防・パフォーマンスの底上げを目指します。
こんな方に
- とくに痛みはないが、もっと軽く・深く・楽に暮らしたい
- 立つ・歩く・呼吸・睡眠の質を底上げしたい
- デスクワークや移動が多く、重心が前/片側に偏りがち
- ダンス・ランニング・音楽などで連動の抜けや可動域のムラを感じる
- 「なんとなく不調」(頭重・イライラ・浅い息)を整えたい
- 強刺激が苦手。短時間で効率よく整えたい
メンテナンスで目指す“体の基準値”
- 地に足がつく安定(立位での微細な揺れが落ち着く)
- 深い呼吸(胸郭と骨盤の同調、吸っても吐いても楽)
- 軽い運び(歩きはじめが軽快、階段の最初の一段がラク)
- 巡りの改善(コリの解けやすさ、手足の温かさ)
当院メンテナンス施術
- 全身調整:部分ではなく全体の並び(アライメント)を微調整
- 重心の再配置:前後左右の偏りを解消し、足底の接地感を回復
- 呼吸の再学習:胸郭と骨盤の連動を取り戻す
- 連動の回復:首—胸—骨盤—股関節—足の連動や動作をなめらかに
- 巡りの促通:内圧と筋膜張力の適度な張りに調整
- 穏やかな施術:短時間・無害・必要最小限で最大効率を目指す
施術で期待される体感
効果の体感には個人差がございます。
- 立位の安定、歩行の最初の一歩が軽い
- 呼吸が深く、視野が明るく感じる
- 肩・首の余計な力みが抜ける
- 可動域の増加とコリの解けやすさ
- ほどよい脱力と心の静けさ
来院の流れ
- 問診/観察:立位・座位・呼吸・簡易動作で重心と連動を確認
- 全身調整(正味約15分):穏やかな手技で内側の歪みへアプローチ
- 再評価/日常助言:靴・椅子・カバン・歯の接触癖などに対するアドバイス
- 回復の理解:変化の定着は睡眠中に促進。当日は長湯・過度な飲酒・激しい運動は控えめを推奨
ペースの目安(一般例)
- 初期安定まで:5回程度(2回目は3–4日内が望ましい)
- 落ち着いたら:月1回のメンテナンス(体調管理・予防)
- 体調・ご予定に合わせて柔軟に調整します
よくあるお悩み
- 夕方になると肩が上がる/呼吸が浅い
- 立ち仕事後の足裏の偏った疲れ
- ラン後に股関節だけ重い/ダンスで片回転が苦手
- デスク続きで首前突・噛みしめが増える
- 不調はないのに寝つきが浅い、朝の最初の数歩が重い
Q&A(抜粋)
- 不調がないのに、通う意味はありますか?
-
基準値の底上げが目的です。痛みが出る前に重心の偏りや連動の抜けを整え、呼吸・巡りを保つことで、毎日の回復力が働きやすくなります。
- 強い刺激はありませんか?
-
ありません。無害性を最優先に、穏やかな施術で内部環境を整えます。
- 当日注意点は?
-
長湯や過度な飲酒は控えめ、水分を十分に、早めの就寝をおすすめします。
表:当院メンテナンスの要点(比較的観点)
観点 | 当院の考え | 一般的な落とし穴 |
---|---|---|
姿勢 | 重力と調和。無理のない直立・歩行 | 左右対称など外見的な体の整えに終わる場合がある。 |
連動 | 全身の系列動作を整える | 部分強化で全体のズレが残る場合がある |
呼吸 | 深い呼吸を取り戻しす | 呼吸筋だけ鍛えて軸が不在 |
施術 | 短時間・無害・全身調整 | 長時間強刺激で疲労が増す場合がある |
生活 | 穏やかな改善を目指す | 一気に頑張る→反動が出る場合も |
施術後の反応(一般例)
- 眠気・脱力・だるさ:巡りの変化に伴う一過性反応。1–2日で消失が一般的。
- 筋肉痛様の違和感:使っていなかった部位が再稼働したサイン。
- ご連絡の目安:2日以上つづく違和感や不安があれば遠慮なく。
生活アドバイス(最小限で最大効果)
- 歩行:短く・こまめに。痛み歴のある方は個別化しながら漸増が安全。 (PubMed)
- 座り方:骨盤を立て過ぎず/寝かせ過ぎず。股関節が自由に感じるところ。
- 荷物:体幹に近づける。片側がけは交互に。
- 歯の接触:上下歯は常時非接触を意識(噛みしめ癖の軽減)。
- 睡眠:就寝前の強刺激・寝酒は避ける。起床・朝食・日中活動でリズムを作る。 (厚生労働省)
※上記は医療行為の指示ではありません。個々の体調・疾病の有無により適切な行動は異なります。既往・服薬中の方は主治医の指示を優先してください。