東京都世田谷区 K.K様 《首のこり・全身の緊張感》
40代・女性/アパレルデザイナー
ご来院の経緯
海外出張が多いデザイナーの方です。
主な悩み:首のこり、飛行機移動後の強い疲れ、全身のこわばり。
初回後の感想:「体が楽になった」。その後も出張や車の運転、足首のねんざ、婦人科の手術など生活の変化に合わせて体調が上下しました。「どうして良くなるのか不思議」とのお話も。
普段から玄米食や働く環境の見直しなど、生活面の工夫を続けています。
背景ときっかけ
- 長時間の座り仕事&パソコン:画面を見る時間が長く、首や肩に負担がかかりやすい状況でした。
- 首のこり:同じ姿勢が続くと、首まわりの筋肉が固まりやすくなります。
来院時のようす
- 立ち方・歩き方:体の中心(重心)が少し片側に寄り、骨盤がわずかにねじれていました。
- 首:前側の太い首筋やこめかみ付近が強くこわばる日がありました。
- 座り作業:画面が低い/前かがみが続くことで、姿勢が崩れやすい。
- 飛行機のあと:首や胸まわりが動きにくく、脚も張りやすい。歩き出しが重く感じることがありました。
当院の見立て
見えにくい体の内側のゆがみと、重力とのバランスの崩れが根っこにあります。
長時間のフライトやデスクワークで、胸(肋骨まわり)・骨盤・足の連動が弱まり、呼吸が浅くなると、首と肩に負担が集まります。さらに低いモニターや腕の支えなしは、頭が前に出る姿勢を強め、首のこりが固定化します。
そこで、重心のズレを少しずつ戻す+血のめぐり・呼吸の深さを取り戻すことを優先します。これが「首のこり → 全身の緊張」という流れを断つ近道と考えました。
当院では、短時間でやさしい施術で体を整え、自分で良くなろうとする力が働きやすい状態を作ります。
施術方針
- 全身調整:
- 足元から整えて骨盤の動きを出し、
- 胸の動き(呼吸)を広げ、
- 肩甲骨がすべる感覚を戻して、首やあごのこわばりを落ち着かせます。
- 具体的には:
- 足・膝・骨盤の連携を取り戻し、座っていても体が“真っすぐ立っているように感じる”軸を思い出します。
- 首はやさしい誘導で、前側や横の筋肉のこわばりをほどきます。
- 考え方:特定の流派名にはこだわらず、重力との調和・姿勢の整え・全身のつながりを一貫して大切にします。つらい所だけを対処するのではなく、原因から整える方針です。
経過
- 「体が楽」「なぜか不思議」。短い・やさしい施術で眠りや呼吸が変わる実感を重ねました。
- 婦人科手術の後、活動に復帰。
- 長時間運転の後に肩こりが悪化、左足首のねんざなどで波はあるが、回復までの時間が短くなってきました。
- 「頭が疲れる」「首の前側が固い」とのメモに合わせ、デスク環境の見直しとフライト前後のケアを強化。
- 出張の合間に定期調整。首・胸・骨盤の連動が戻ると、移動後の疲れ残りが少ない傾向です。
よくある質問
- 首のこりは自分でも良くなりますか?
-
多くは小さな動きをこまめに+温める+寝具の見直しで変化が出ます。しびれ・力が入りにくい・夜に強く痛むときは医療へ。
- デスクで一番先に直すなら?
-
画面の高さと前腕の支え。この2つだけでも、頭が前に出にくくなり、姿勢が保ちやすくなります。
まとめ
飛行機での移動が多いことと長時間のデスク作業が重なり、首のこりと全身のこわばりが続いていた例です。
内側のゆがみをほどき、重力とのバランスと重心のズレを整え、胸・骨盤・足のつながりを取り戻すことで、移動後の回復が早くなり、日中の軽さが積み重なりました。
当院の短時間でやさしい施術は、体のめぐりを整え、自分で良くなろうとする力が働きやすくなる手助けをします。
※当院は医療機関ではありません。強い痛み・発熱・急な腫れ、しびれや力の低下が進むなどの症状がある場合は、まず医療機関を受診してください。体の巡りを整え、自ら治る力(自然治癒力)が働く余白をつくる——当室の根本アプローチです。

